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Azure Blockchain as a Service update

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ロンドンで開かれたDevCon1でAzure BlockchainがConsenSysと共同したEthereum Platfformの発表をしてから1ヶ月が経ち、Azure Blockchainの今後の方向性について述べている。

Azure Blockchain as a Service(以下BaaSとする)がConsenSysと共同したEthereum Platfformを初提案した発表以降、顧客や出資者は想定以上の反応を示している。反応の全てが好印象なのだ。

Azureでブロックチェーンのプラットフォームが提供されることにより、特定の顧客は非常に得することができる。その顧客とは、異なったブロックチェーン技術で新生面を開き、且つDev-Test サンドボックスの技術を組み合わせるために「早期に失敗することで損失を最小限に留める」エコシステムに理解を示す者だ。顧客は異なる導入方法やパフォーマンステストを評価し、Azureのブロックチェーン技術のワンクリック展開を活用しより迅速にプロトタイプを構築する。

加えて、Hackathonやワークショップへの支援は、以前より少ない時間でインフラを立ち上げ、より時間をかけてコーディングを行うという、非常にシンプルなものになった。一方出資者は、ターゲットとしている顧客が技術を試し、迅速にフィードバックを送ってもらう事で素早く顧客のニーズに対応することも、同様に重要であると考えている。一度完全な市場構造が構築されれば、顧客一人ひとりの、ブロックチェーン技術や付加価値サービスを見分ける力はそこまで必要とされなくなるだろう。

我々のロンドンのEthereumDevCon1での発表から約1ヶ月になるが、今後の方向性についての新しい情報を発表したい。

出資者とプラットフォーム
  • EthereumとConsenSys
    • 現在市場に出ている二つのパッケージ商品
      • Go Ethereum on Ubuntu
      • NEW Deploy a virtual machine running BlockApps STRATO to get started with Ethereum
    • リファレンス実装(注1)のパッケージと金融サービスに特化したサンプル
      • C++ Ethereum
      • Ethereum on Windows Server

注1:リファレンス実装:なんらかの機能を実現するハードウェアまたはソフトウェアであり、他者がそれを参考にして独自に実装することを助ける目的で作られたものを言う。参考実装とも呼ばれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%AE%9F%E8%A3%85

リップル
  • Azure BaaSは現在、重要なステークホルダーにコンセンサスネットワークを提供することでリップルの銀行ユーザーの利益になるように、リップルの検証ノードを稼働している。
  • インターレジャー(注2)のプロトコルが、マイクロソフトのBaaSの範囲内で新しい使用事例を可能にするために、Azureと開発者たちのコミュニティでどのように使用されうるのか調査中である

BaaSのプラットフォームや出資者同士の活発な交流を利用している顧客もいる。こういった活動への参加を考えている出資者、またはブロックチェーン技術や市場における付加価値サービスについて知りたいと思っている方は以下のコメント欄で知らせてほしい。

注2:インターレジャー:支払い側と受け取り側の元帳の直接的なやり取りを、信頼性を得るために第三者への委託する必要なしにできるようにした決済システムにおけるプロトコル。

参考:http://interledger.org/interledger.pdf

英語版を見る

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